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準鏡面超硬切削工具

準鏡面超硬切削工具

準鏡面超硬切削工具とは

準鏡面超硬切削工具とは、スイスBINC INDUSTRIES社のライセンスのもとに超精密研磨法であるMMP TECHNOLOGY®を適用し、HAMグループが開発・製造する超硬切削工具です。同プロセスで研磨したHAMの切削工具は、人の顔が写りこむような超平滑面を持っていますが、世の中に鏡面の正確な定義がなく、どこまでの面粗度・平面度をもつ面を鏡面と呼ぶか、人により考え方が異なるため、誤解を招かないよう私共は準鏡面との言葉を用いることにいたしました。

HAMの準鏡面超硬切削工具は次のようなアドバンテージを持っています。

  1. 切削抵抗を小さくし、ワークと刃具の発熱を抑えます。
  2. 切削速度と送り速度を速め、加工時間を短縮します。
  3. チップ排出性を高めます。
  4. 切れ刃やワークへの被削材の溶着を防ぎます。
  5. 均一で再現性のある切削面を得られます。
  6. 刃具寿命を延ばせます。

MMP TECHNOLOGY® (MMP=Micro Machining Process)

本精密研磨法では、切削工具表面に特殊な複合プロセス(機械・物理・化学)でマイクロ加工を施します。装置が生じる高エネルギー運動により、擬集砥粒が相対的に運動して、表面粗さを除去する原理です。除去すべき表面粗さの形状に、砥粒がミクロンレベルで倣うように擬集します。

  1. 2次粗さの除去
  2. 1次粗さの一部除去
  3. 1次粗さの完全除去
  4. 粗さの完全除去

というような複数段階を経て、切削工具の表面を狙った表面粗さに仕上げてゆきます。

表面粗さの変化

表面粗さを除去する原理

適用の範囲

本精密研磨法は、刃径φ0.5mm/シャンク径φ3mm以上を前提にして、次のような切削工具に適用ができます。

  1. 超硬切削工具
  2. CVD/PVDコーティング超硬切削工具
  3. PCDチップを装着した超硬切削工具

HAMの標準切削工具の殆どがMMP法で仕上げられています。 詳細は総合カタログでご確認ください。

MMP法により仕上げた専用切削工具も設計・製作いたしますので、お申し付けください。